一目惚れ CL7 アコード ユーロR 改造車｜大阪府高槻市 ニコニコオート｜変わった品揃えの中古車店

平成15年式　ホンダ　アコード　ユーロR　改造車
店長の昔の愛車です。

丁度4年位前ですが、まだ中古車輸出の仕事が気が狂うほど忙しく、休みもまま
ならない頃だったと思います。日課である海外顧客との電話打ち合わせをしながら
ふと次の日開催の関東地方の自動車オークションのリストを見ている時に「ふと」
目についた車がありました。

元々アコードに興味があった訳ではなく、たまたまS2000を検索している時に
間違ってアコードを検索し画面も戻ろうとした瞬間に目に飛び込んできた車でした。

まさに心臓を打ち抜かれたようにあまりの「カッコよさ」に惚れ惚れしてしまい、
関東にいる同業の方に無理をお願いし下見をして頂いたところ、「結構シブイよ」
なーんて言葉にまたまた打ち抜かれ、後先考えず買ってしまいました。

当時の私は来る日も来る日も仕事仕事で正直休みを取る事すら出来ず、楽しみと
言えば海外の顧客が注文してくれる車を外国に輸出するまでの間乗り回す事位
でした。

輸出業の場合、殆どが車を買ったら、その後は港に車を送り出しますから乗る事
なんてまずないのですが、私の仕事はちょっと変わったやり方でして、買って
直ぐ送るのではなく、手元に持ち帰り、顧客の要望に応じた「カスタム」と
整備を行ってから出す事が殆どなので、最低でも1か月以上、通常3カ月程度は
手元にある為、調子を悪くしないように嫌でも車に乗らなければならないのでした。

家から15分の場所に50台程度保有できるストックヤードに来る日も来る日も通い
置いている車のエンジンを順に掛け、毎日違う車に乗って。。の繰り返しでした。

正直乗っていて楽しい、嬉しい車もあれば、もう乗りたくないよ！と言う車も
有るわけでして。。

そんな中この車に乗って毎日仕事ができれば。。と単純に思い買ってしまいました。

今でもボンピン（ボンネットに穴を空け、ピンで固定するものの総称）付カーボン
ボンネット、フルエアロのこの車は見たことが有りません。

無限のインテークキット、タコ足、マフラー、ＢＢＳの鍛造アルミ、車高調整サス、
スプーンの６ピストンブレーキ、ビッグスロットル等かなりお金の掛かった車でした。

でも、初めてステアリングを握り乗った瞬間、期待は裏切られてしまい。。。
とにかく速い車でした。ただ、盛り上がりに欠ける、つまり全域フツーに速い訳で。
どこから加速しても、どのギアでも、ビンビンとエンジンが回り、あっという間に
凄いスピードに。。。

そして当たり前と言えば当たり前ですが、乗り心地はセダンのカッコをしているだけ
でとっても悪く、またエンジンのピックアップが良すぎてどうにも低速域ではギクシャク
感が挑めず。。

結局あんまり乗らずで、結構「無駄遣いしちゃった」って事になってしまい。。
すぐさまストックヤードの奥に、ボディカバーをして家族に見つからないように
しておりましたが、たまたま海外のお客様に「これかっこええやろ！」なんて写真を
見せたら「おー売り物でなく俺の愛車に欲しい！」なんて言って下さり、結局難を
逃れたと言いますか。。大いに助かりました。

その後フツーのアコードセダンに乗る機会があったのですが、私にはそっちが
向いている事＝つまり「オッサン」と言う事が理解できました。

が、しかし、一目ぼれ癖は今も消えず、お店に置く車は「自分が乗りたい」と
思う車ばかりに目が行ってしまう、結局変わらないものなのです。

そんな私がずっと手元に置いて可愛がっていたのが下の写真の2台です。
左は平成3年式　スカイラインＧＴ－Ｒ，右が希少車パジェロＪトップ改造車です。
共に3年前に私の海外のお客様（ディーラさんです）の愛車となり、多分今も元気に
第二の生活を満喫してくれていると思います。

余談ですが、昭和から平成になった頃の車って、やっぱカッコイイですね。
特に32のＧＴ－Ｒは今も大好きな車です。33にも34にも乗りましたがもう
一度買うならどれ？と言われれば迷わず32のＧＴ－Ｒにします。

パジェロは豪華なイメージがありますが、このＪトップのような質素なモデルも
販売されていました。おおよそ通常のスーパーエクシードとかの豪華モデルとは
縁遠く、まさにトラックのノリです。

私のＪトップは燃料噴射ポンプを改造し、過給圧を上げている上に車重が軽い為
高速でも驚くほどの速さを見せてくれました。今はカナダのアルバータ州で元気に
山道を毎日走っています。