~ 本日はアリストの傷補修、ナカナカ苦労です♪~|変わった品揃えの中古車店|大阪府 高槻市 ニコニコオート
昨日のセルシオ補修に続き、アリストの小傷補修です。今日の補修箇所は
「角」部分では無く「面」なのでより一層難易度が高くなります。

細い金属、「鍵やキーホルダー」等で引っ掻いた傷ですね。細いけれど深く
塗膜に傷が入っている傷です。汚れやワックスが入り込み目だってしまう傷。
どんどん気になっていくタイプの傷です。完全に目立たなくするには本来は
補修塗装を行わなければなりません。コンパウンド等ではまず解決しない傷です。

セルシオ同様にマスキングテープを貼り、細い面相筆でタッチアップペイントを
筋の上に幾度も塗って、乾かしてを繰り返します。「傷の筋」が埋まった段階で、
少し太めに塗料を「盛る」ように塗り込みます。
当然、タッチアップペイントの色目が「くっきり」と浮きあがり、このままではハイ!
出来上がり♪とはなりません。これを一旦乾かします。ここまでで2時間程度
掛かります。塗っては乾かしての繰り返し、「土台をしっかり作る」のがこの作業
の要点です。
この画像は「塗っては繰り返し」を5回程度行い、乾燥させた後に#2000番の
耐水ペーパーで軽く「盛った塗装を平面に慣らし」た状態です。

ここからが「本番」です。
ボディ用コンパウンドで言う、塗装をした後に表面を慣らしたりする為に使用
する細目とか粗目と言われるコンパウンド+機械式ポリッシャーを1段階目に、
次にその傷を目立たなくする微粒子や超微粒子と言われる仕上げコンパウンド
+ポリッシャーで状態を見ながら研磨を行います。



画像でみるとほぼ傷の近辺と同化している、と言うのか傷を補修した変化は
解らない位に仕上がっています。実際に近くでみると「色の違い」は全く分かり
ませんが、様々な角度から見れば「ああ、この部分に傷があったんだなあ」と
ぼんやりとパネルが「揺らいで」いるのが解ります。
但し傷の近くまで顔を近づけてジロジロみない限りは全く解らず、普通に見ると
「えっ!ここに傷があったんや。。全然わからんなあ」と言うレベルに仕上がっています。
この作業は削り過ぎるとまた1からやり直し、完璧を求める自体「間違い」と
思ってやらないと「塗装はげ」を招いたり、逆に「傷」を入れたり、力の入れ具合
等ナカナカ難しい作業ですので「やってみたいなあ」と思った方は何度も失敗して
からでないと上手く行かない事を念頭にトライしてみてください。 方法等についての
質問等もご容赦下さい。
残るは後期用テールランプに使用する純正ハーネスの到着を待ち、テールの交換
を行うのみとなりました。今暫くお待ち下さい。
ニコニコオート
店長
02/12/25